今年の夏は、本当に暑かったですね。梅雨も早くにあけて、毎日いいお天気。太陽の光がさんさんと降り注ぎました。思い出しただけで、もう暑くて暑くて、という感じではありましたが、花たちにとってはラッキーだったようです。
デイケアでは、園芸プログラムで、玄関前の花壇に花を育てています。冬を越して、春に花を咲かせていたチューリップやビオラ、パンジーのシーズンが終わると、次の花たちの準備です。5月にまず、土作りをしました。まだ咲き残っている花を、かわいそうだなと思いながらも抜いて、土を耕しました。モチロン、肥料なども混ぜ込みましたよ。もうバッチリです。
(園芸ノートより、メンバーの感想)
『暑くて大変、大変、汗かきました』『まだ咲いてい るパンジーを抜いてしまうのがかわいそうな気持ちに なりました』『きれいになって達成感がありました』
みんな頑張りました!!
5月末、みんなで花の苗を買いに行き、植えました。ニチニチソウとジニアの苗。もう色とりどり!

そして、ヒマワリの種を蒔きました!!
5月27日 種まき
6月3日には芽が出ています!!!
(メンバーの感想)
『思ってたより芽が出るのが早くてビックリした』『植物の生命力すごい』
その後、蒔いた種は全部芽が出たのではないかと思われます。すごいすごい。双葉からさらに大きく、ぐんぐん成長して葉も大きく拡げていくヒマワリは、たのもしい!メンバーのみんなも『ひまわり育て!』と応援。りっぱにきれいな花が咲きました!
通所を迷っている方へ
今年の6月からちょっとした入所ラッシュがありました。同時に卒業に向けて動き出すメンバーもおり、「なんか顔ぶれが変わったな−」と実感しています。
これからもスタッフは代わらなくてもメンバーはどんどん入れ替わっていくのでしょう。
さて、この「たんぽぽ畑ミニ通信」はいろいろな所に送らせていただいているため、いろいろな方が読んで下さっていると思うのですが、今回はデイケア通所を迷っている方へ。
「デイケアに通う」言葉にするとひと言ですが、それは新しい環境に飛び込むということ。とても大変なことだと思います。
また、行ったところで何の役に立つんだろう?といった疑問もあるでしょう。
しかし初めはつらくても、通っているうちに話が出来るメンバーができ、さらにその話から刺激を受けてやれることが拡がってきます。そしてそのうち仲のいい「友達」と呼べるメンバーも出来てくるでしょう。
仲が良くなりお互いの関係性が深くなってくると逆にトラブルが起きるということもあるかもしれません。
しかしそういったトラブルを避けてばかりいないで、スタッフと一緒に解決していくことで、より適切なコミュニケーションがとれるようになっていきます。周囲とコミュニケーションが取れるようになることでデイケアは「楽しい場所」になってきます。
活動の幅が拡がり、友人が出来、コミュニケーションが上達すれば、デイケアに対して「居心地の良さ」とともに「物足りなさ」も感じることになるかもしれません。そうなるとデイケアもそろそろ卒業。復学や就労、他の機関へのスムーズな移行をアシストしていきます。
まぁもちろん、デイケアでの経過は人それぞれですし、様々な理由でスムーズにいかないこともあるわけなんですが、デイケアを始めてから8年、多くのメンバーが成長してここを巣立っていったのも事実です。ぜひ一度見学にいらして下さい。

